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2021.01.29IFA個人インタビューマネーブレイン

マネーブレイン株式会社 川口 周一様

マネーブレイン株式会社 川口 周一様

IFAの皆様に、それぞれのキャリアや投資に関する考え方、日々の業務についてをインタビューする連載コラム。

 

今回のIFA個人インタビューは、川口 周一様(マネーブレイン株式会社)にお話をお伺いしました。

 

 

 

――― 金融業界を選んだきっかけを教えてください。

私は元々金融出身ではなく、新卒で上場専門商社に入って、約10年程、工場にモーターやロボットを卸す法人営業等をしていました。金融に関しては2008年12月に口座を開設し2009年から株式投資を始めました。当時、同僚の株を始めている方の多くがバイオ系や太陽光などの流行りの新興銘柄に取り組んで半年程度で最終的に失敗して退場していましたが、私は大型から中型の古い日本株ばかり買っていて、それがうまくいって資産を増やすことができました。

2011年あたりエコポイントが終了という情報が入り持っている株式の業績が悪くなりそうだと考え一旦全て売却し、証券関係の本を買うことにしてそこでベンジャミン・グレアム、ジョン・テンプルトン、ジム・ロジャーズ等の本を読み投資と投機の違い、価値と価格、人の判断の移ろいについて考えるようになりました。2011年~2014年実戦で試しながら、ある程度自分の中でわかった気がしたので当時日本株をやっているという話は友人関係には一切していなかったのですが、2014年自分の運用方針を友人にも話すようになり、それを真似た友人はみんなとても喜んでくれました。2009年というタイミングから始めた幸運もあり結果として大敗なく勝ち続けていたこともあり(一部新興銘柄で買値から半値になったこともありましたが買い続け結果は大きなプラスで売却)、こちらの世界の方がお役に立てるのではないか?と思いはじめました。でも、上場企業に新卒から入った事もあり2、3ヶ月間迷いました。最終的には人生1回きりやってみようと決断し、金融業界に入りました。

 

――― 今の会社を選んだ理由はなんでしょうか?

率直に申し上げると代表の白石に惹かれました。白石が楽天証券のトウシルに投稿した記事があって、それを読みこの人は本物だなと感じました。白石の本を読んだあと、セミナーに申し込み、大阪から東京まで新幹線のチケットを買い実際に会って、その思いは強くなりました。

白石以外のIFA会社も調べましたが、今の会社しかないと思いました。

 

――― お仕事内容をする上で気をつけていることはございますか。

お客様によって性格や趣味志向が違うので、お客様のペースに合わせることを心がけています。お客様のペースに応じた納得しやすいものがありますので、数字がいいのか、グラフがいいのか、こういう会話がいいのかなどお客様が安心感を持っていただけるポイントに気をつけています。

――― お仕事のやりがいは何でしょうか。

お客様を担当するようになってから1年半くらい経ちましたが、最初は数百万円の預かりのお客様が、よく当たるからということで、追加で1000万円を入れてくださいました。このようなお客様が増えてきてやりがいを感じています。

 

――― 仕事をする上でのこだわりはございますか。

あくまで私はアドバイザーですが、お客様からみると一人の人間です。その人間から買うということは、どういう人間であるべきか、お客さんから見てどう見えるかというところを常に考えています。

また、お客様から学ぶ姿勢です。お客様は大企業や自営業の方が多いのですが、お客様は我々よりもご自身の業界の事をよく知っています。もちろん自分も情報を持っていますが、自分が知らないこともあり勉強になります。

 

――― どういったご相談が多いのでしょうか。

さまざまです。お客様の中には、何かに運用したいけど明確な目的はあまりないという方がいらっしゃいます。このような場合には、少しずつ具体性のある話をしていきます。また、ある程度慣れているお客様には、まだ知らないであろう情報や聞いたら関心を持っていただけるような情報をお伝えしています。

 

――― 印象的だった案件はございますか。

不動産を売却したお客様でその代金から、代わりとなる定期収入が欲しいとおっしゃった方です。その方からは、定期収入は欲しいがリスクは取りたくないというご要望がありました。そこで、まずはこれくらいのリスクはあるんですよという話を、過去の20年くらいの下落率などのデータを取って示しました。その上で、株ではなくリートなどの商品をご提案したところ、お客様がびっくりされたんです。株好きだから企業の話だと思っていたところ、状況に応じてさまざまな提案をすることに驚かれた様子でした。このようなことは何度かあって、印象に残っています。

 

――― 得意なご提案分野を教えてください。

私が一番詳しいのは、日本株の大型から中小型です。リートも調べていますし、米株やインドネシア株、新興国の株も多分普通の証券マンよりは詳しいと思います。自分で投資をしているので、詳しくなります。

例えばお客様が米株を買いたいと言われても、今は円高傾向なので、もうちょっと待った方がいいのでは?とアドバイスしたとします。ただこれで終わりではなく、例えばドル円が100円を割ったときに、こういう銘柄がいくらだったら買いましょうといった仮定の話をたくさんします。このような会話を通じて、お客様に買っていただくケースが多いです。私としては待つ事が大事だと考えており、お客様がびっくりするぐらい待ちます。

 

――― どういった媒体から情報収集をされていますか。

新聞などは色々見ています。変わったところでは、化学業界や機械業界、IT業界などの業界紙を見ています。

また、古い本をよく読みます。ベンジャミングレアムやチャーリーマンガー、ウォーレンバフェット、ハワードマークス、フィリップ・フィッシャーなどです。古い本からは、投資アイデアを得られることが多いです。

基礎的なものは、そういうところからエッセンスを取って、それを1950年代とか30年代のアメリカの株でその時どういう時代だったかを反映させています。例えば、ITバブルのときは、鉄鋼や食品は見捨てられていました。今もその傾向がありますが、今はエネルギーが見捨てられていると思います。このようなものを過去の歴史と照らし合わせて安いものはないかと、いろいろ紐解いていくというイメージです。

ただいろいろな指標にとらわれすぎても駄目だと思っています。数字にとらわれすぎても駄目ですし無さ過ぎても駄目というバランスを取りつつ、お客様にもわかる言葉で会話をすることが大事です。

――― 今後の金融業界はどうなっていくと思いますか。

IT業界でよく使われる言葉ですが、「車輪の再発明」と呼ばれるものがあります。自分が知らないだけで、また同じものを作ってしまうという意味です。今の金融業界のロボットテクノロジーは、これにあてはまる可能性があると考えています。

たしかに人間を省いているのでコストは安くなっています。でも、人間の本質は変わってないのです。そうであれば、投資のように複雑なものは、人間から買いたいという方も多いのではないでしょうか。これからは、人間のアドバイスがいる方といらない方で別れていくと思いますし、その間のハイブリッドの方もいると思います。我々は、人間のアドバイスがいる方に対して、どのように応えていくかということが大事だと思います。

業界云々に囚われることなく、今もまた過去になる事を忘れないように顧客にとって最良の提案が出来ればと思っています。

 

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