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2021.01.29IFA個人インタビューマネーブレイン

マネーブレイン株式会社  岸 佳与子様

マネーブレイン株式会社  岸 佳与子様

IFAの皆様に、それぞれのキャリアや投資に関する考え方、日々の業務についてをインタビューする連載コラム。

 

今回のIFA個人インタビューは、岸 佳与子様(マネーブレイン株式会社)にお話をお伺いしました。

 

 

 

 ――― 金融業界を選んだ理由を教えてください。

私は、金融業界に入ろうと決めていた訳ではなく、今の会社がいいなと思ったのが一番最初のきっかけです。金融業界を選んだというよりは、会社を選んだということになります。金融については、お金が絡むと人間の本質があぶり出される世界、人間の感情や欲があぶり出される世界だと感じています。

 

――― 今の会社に入社されるきっかけはなんだったのでしょうか。

私自身は投資、資産運用ということに触れたのが、比較的大人になってからでした。親はそういうものを一切せず預貯金のみで、終身雇用で生きてきた世代でした。しかし、自分が生きている時代は、親世代の終身雇用とは違うと思ったとき、資産運用は避けては通れないと感じるようになりました。その後、資産運用の勉強や情報収集をはじめ、最初の一歩として投資信託を始めてみようと思ったとき、その選定基準をどう考えたらいいのかが全く分かりませんでした。ランキング上位の銘柄や売れ筋の銘柄に関する情報はあっても、どのような考え方で選択すれば良いのかという情報に出会う機会はありませんでした。そのとき、弊社代表の白石の書籍(投資信託でうまくいく人いかない人)をたまたま本屋で見つけたというのが最初のきっかけです。

白石の本は、数時間で読みきりました。読んだあと、これは凄く納得できるし、こういうことを私も知りたかったということが書いてありました。この著者はどんな人なんだろう、この会社はどんな会社なんだろうと興味が湧きました。IFAを知ったのもこのときがはじめてでした。

最初はIFAになるつもりはまったくなくて、自分の勉強をしたい、本当のことを教えてくれる人に出会いたいという一心でした。初めにセミナーに参加したところ、そのときにちょうど、社員を自ら育てるバリュー投資職人養成セミナーというものをやり始めるということでした。勉強がてらバリュー投資職人になれるかはわからないけれども、やってみようと思い1年間継続して参加しました。その間に代表の白石に声をかけてもらい、結果的に今に至ります。

 

――― 白石様のセミナーの前に資産運用のご相談されたことはあったのでしょうか。

投資信託の選定に迷っているときにFPに相談したことがあります。ご提案いただいだのは国際分散投資や保険の保有でしたが、私の中ではその間の現金ポジションがない、持ったら持ちっぱなしで拘束される、何もマーケットに対して局面局面で動くことができないところに疑問に感じました。その疑問に対しては、有効なアドバイスをいただくことができず、正直なところ、プロフェッショナル性を感じることもできませんでした。本当にこれで大丈夫なのだろうか、と不安になったのを覚えています。

業界に入った今でこそ、FPはIFAと違うものだということがわかりますが、当時の素人目線では、どうしてFPは運用のことをもっと知ろうとか、詳しく教えようとしてくれないんだろうというのが疑問でした。ただ、これがきっかけで、私が求めているものはFPではなく違うものだ、自分で探すしかないと思うことができました。

――― 今の業務内容を教えてください。

基本的には白石の分析通りにお客様にご提案するというのが私の役割です。白石から弊社の運用スタンスや考え方をお聞きになって、きっと独特だなと感じられたと思いますが、弊社ではタイミングを計って踏み込むとき、引くときということを明確にしていますので、それに関してご連絡をさせて頂くということが基本です。弊社のお客様は、白石の分析通りに対応して欲しいという方がほとんどですので、その通りに対応することが基本となります。

 

――― お仕事のやりがいはどういった時に感じますか。

他社にはできない弊社のやり方に共感いただき、そのうえでお客様に見合ったものをご提供してご満足いただいたときは、大きなやりがいを感じます。ただ、この投資の世界においては、私自身のやりがいというのは一喜一憂しかねない要因の一つだと感じていますので、自分がやりがいを感じたいから動くということはしていません。

もちろん、結果を出して最終的にお客様に喜んでいただけることは本当に嬉しいです。コロナショックのときも「大きく下げている中でプラスを出したというのは本当に大きいですよ。この成果は。」と喜んでくださったお客様がいらっしゃいました。そういったお声を聞けたときは本当にやりがいを感じる場面でもあります。

 

――― お仕事をする上でのこだわりは何でしょうか。

お客様の心理面に気を配っています。投資を始めると、そこではじめてわかる心の動きというものがあると思います。お客様には基本的に同じ方針をご提案していますが、お客様によって捉え方がさまざまであり、どのような心理になっているか、そのバランスが大事だと考えています。例えば、お客様が興奮されている場合は、自分が冷静にならなければいけないですし、逆にお客様より私の方が心配してしまって、お客様から冷静さをいただくという場面もあります。そうやってお客様と一体になって心理的なバランスを保っていくというところを、常に意識しています。お客様との会話の中でこれを敏感に感じ取るようにしています。

 

――― お客様はどのような方が多いですか。

50代以上の方が多いです。40代の方もいらっしゃいますが、50代から70代の方がメインとなっています。まとまったご資金がないと、弊社をご利用いただく価値をあまり感じていただけないこともあり、それが一番大きいのかなと思います。

また、弊社が理念として一番大切にしているのが誠実さと正直さであり、そこに惹かれたといってきてくださるお客様が数多くいらっしゃいます。お客様と接していると、これまで人生経験を積まれてこられて、素敵な方だな、魅力的な方だなと感じさせるようなものを持っていて、私自身お客様から学ぶことも多いと感じています。

 

――― どのようなご相談が多いでしょうか。

弊社は、運用に特化していますので、運用面でのご相談がほとんどです。相続に関してのご相談などもありますが、本当に稀です。

また弊社では、最初のセミナーで、積み立て投資をされるのであればご自身でなされた方がよいとアドバイスしています。購入時手数料(今では無料のものも多くなりましたが)を考えると、ご自身でされた方がよいからです。また、このセミナーではご自身でなされた積立投資が、ある程度積み上がってきたところで、弊社を利用してくださいということもお伝えしています。そのため、弊社のお客様は、一括してまとまったご資金で運用したいという方がほとんどです。

――― 印象深い案件はございますか。

IFAになり最初のお客様は印象に残っています。2019年の1月に私が入社1ヶ月目で参加した資産運用EXPOで出会ったお客様ですが、私の発言や態度を見ていただいて、なんて正直な人なんだろうというところで興味を持ってくださった方です。弊社の考えにも共感していただき、嬉しかったです。

このお客様は、今も毎月1回は必ずお話しますし、いろいろ勉強させていただいています。共感していただいたお客様というのは、凄く思い入れがあります。ずっとこのまま、一生お付き合いしていきたいと感じさせられます。お客様からすると、少し重たいと感じられてしまうかもしれませんが、私としてはそれぐらいの気持ちを寄せたくなるお客様でいらっしゃいます。

 

――― お得意とするご提案の分野というのはございますか。

基本的にご提案内容は白石の方針に則っていますので、あまり私のカラーを出さないようにしています。

 

――― 日々の情報収集はどうやってされていますか。

まだ私は経験が浅いので、いろいろなことを吸収したいという気持ちが強いです。白石は、自身の経験から、お客様より証券マンのほうが一喜一憂しやすいということを知っているため、情報を見過ぎないことも大事だと言ったりもしますが、朝はモーニングサテライトを見て、日経新聞を読み、ブルームバーグを読みというところはコツコツと続けています。

また、アメリカのヘッジファンドや大きな資金が動くところに強い関心があり、最近は特定のYouTube動画も見ています。YouTubeには投資情報がたくさん載っていて、ヘッジファンド出身者が、分析手法や海外投資家の着眼点などを発信しています。現代ならではの情報源だと思います。

投資の世界は本当に広くて奥深く正解がないので、自分で考え自分で判断するということが鍛えられる世界です。得た情報が「事実」なのか、あるいはその人の「意見」なのかを切り分けて取捨選択することの重要性を常々感じています。

 

――― 今後の金融業界どうなっていくと思われますか。

これは私の想像ですが、若い世代であればあるほど証券投資に抵抗が少なく、従業員として働くと同時に株主にならないと利益は落ちてこないという感覚をお持ちなのではないかと感じています。私は会社という仕組みを見たときに、従業員にお金が回らないのであれば株主になるという方法があると考えていて、このような考え方をする方がこれから増えていくのではと考えています。

また、既に運用は自動化がはじまっていますが、今後もロボアドバイザーのような全自動化された運用が標準化されていくと思います。人が介在する意味や価値が少なくなってきていて、これからますます人が介在する意味はあるのかが問われる世界がくるのではないかと思います。

このような世界がきても、私は人がいる意味、人にしかできないことをやりたいと思います。それは、人がきちんと投資に向き合ったときに軸となる一貫した考え方を提示したり、話を聴きながら感情のコントロールをお手伝いしたりすることであり、このようなサポートが付加価値になっていくと考えています。

 

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